KASHIWAX 千里万里

今期注目のワックス、KASHIWAXの千里と万里。

1つ定価が8,424円と高額なワックス、塗り具合、滑り具合はいかほどなのか、ここ数日の準備から滑走までをレポートをしたいと思います。

まず塗る時ですが、ベースワックスとなる万里(HARD)のほうは少し硬いので、他のKASHIWAXに比べ、少し塗り伸ばしにくく剥がしにくいです。でもこの硬さがワックスの持続性を良くするものなので、アイロンでソールを焼かないように注意してしっかりとワックスを板に浸透入れ込みます。新品の板の場合などはKWX-1を先に塗って剥がしてしたほうが浸透が良いでしょう。

そして、滑走ワックスの千里(MID)。こちらは他のKASHIWAX同様、とても塗りやすく、塗る際の注意事項なども特になし。

それぞれ塗る際にコンディショニングペーパープレミアムブラスブラシを使用しながら、最終仕上げはホースヘアブラシで。これでピカピカです。

↓シーズン最初の1日目。
地元のスキー場をオープン前にハイクアップ。板を履いた瞬間からワックスの威力を痛感。先シーズン発売になったナノダイヤモンドが入った春用生塗りワックスと同じ感覚で、ツルッツル。

1日目が終わってからはその日の汚れを落とす為にブラッシングだけ。

↓そしてシーズン2日目の先日の高鷲スノーパーク。
この日からゴンドラが動き、全長4kmのコースが上から下までパウダー三昧。贅沢でした。
この日も他のどの板よりもよく滑り、午前も午後も全くストレスなし。

1回のワクシングでブラッシングするだけで10~15日滑走可能というメーカー発表、今シーズン試してみたいと思います。板を数本所有する私にとっては願ってもないワックスです。

追伸…
1日目の昼頃気温が一気に上がり駐車場付近のかなり溶けた雪の場所で、1度だけ滑らない時がありました。kashiwax柏崎さんに連絡すると、それは雪が溶けて水分量が多くなり、水の表面張力により板に水がくっついてしまっている時に起こる現象だそうで、水をはじくKASHI-Pペーストワックスや、KASHI液体ワックスなどを塗るとすぐに滑るようになるとのこと。
特に今のKASHI-Pは分量も少なくなりケースも薄くなってポケットに入れておきやすいサイズになりました。これは必需品だと思います。是非どうぞ。