今シーズン、FLUX / gentemstick のライダー井上智秀からの紹介もあり、FLUX メーカーから FF (FREEFOOT) と EZO の2機種の試乗機を約1ヶ月ほどもお借りすることができました。
EZOは北海道のDKCさん達のフィードバックから生まれ、FFは上記の井上智秀やFLUXに所属するサーファー達が開発に携わったと聞いていて、どちらも楽しみにしていました。
正直、数年前に井上トモが付けていたFFを見た時はハイバックが逆ゾリするほどグニャグニャで普通には乗れないものと思い込んでいたのですが…良い意味で期待外れ、新しい感覚に衝撃を受けました。
グニャグニャに柔らかいのはハイバックだけでなく、ベースプレート自体もかなりの柔らかさ。ロゴが控えめなシンプルなデザインもGOODです。
SALOMON の SHADOW FIT に乗った時も横の動きの柔らかさに感動しましたが、
FFはそれ以上の衝撃。
というか今までバインディングってこんなに抵抗があったのだと気付かされます。
ターン時の板の送り出しが特に軽く、雪板やスノースケートにも少し似た足元の感覚。
フリーフットというネーミングにも納得できます。
硬いボコボコのところは、ゆっくり丁寧にいくか飛び越えるかの何らかのテクニックが必要になり、今までと同じようにはいきませんが、滑れないわけではありません。
それよりも、何せ動きが軽くて気持ち良い!その一言です。
FFは特にフラットキャンバーの板との相性が最高で、
今シーズン乗り続けていた ↑ TJ BRAND SHAPERS OG SHAPE 160 の性能がより引き出された感覚でした。
余談となりますが、このセットでバンクドスラロームのコースに入った時は案の定ボトムの段差ではじかれましたが、これはこれででまた違う楽しい乗り物だということは間違いないです。
面が硬いバンクドでタイムを出すならコースにもよりますがハードフレックスなフルキャンバーにそこそこハードなバインディング。要はスピードに強い(スピードが出ても楽な)また違うギアが良いということだと思います。
FFは走破力やスピードを求めたバインディングではなく、気持ち良さと動きの軽さを求めたバインディング。
みなさまのお好みはどっちでしょう。
自分はそれぞれどっちも楽しみたいので、その時その場所に合ったギアを選んでいきたいと思います。
次は ” EZO “↓
乗り心地は足裏が柔らかく、ハイバックはそれなりに頼れるので、硬い雪の時にFFよりも楽にいけます。パウダーも楽しくて硬めの雪面でもそれなりにいけるそんなバインディングです。
そしてEZOはデザインがかっこいい!EZOという名にふさわしい、アイヌ(蝦夷)の血を引く OKI DUB AINU BAND の OKI氏がデザイン。アイヌ柄とトンコリのデザインが超かっこいいです!
24-25ではEZOのデザインが継続で、FFはカラーがオリーブ系のニューデザインになる予定です。
2024/6月にはどちらも限定モデルとして発表になるとのことですので、それまでもうしばらくお待ちください。
FFは店頭のみでの販売となりますのでもし気になる方がいらっしゃいましたら是非ご連絡ください。