最近スケートボードの各メーカーからディレクショナルシェイプのデッキが多く発売になってきています。
ディレクショナルシェイプとはクルーザーデッキのように前後のノーズとテールの形が明らかに違いどちらがノーズでどちらがテールかというのがすぐに分かる形状のデッキのこと。
クルーザーデッキはクルージングする為に作られたデッキなので、上の写真の右のデッキのようにテールを蹴ることをあまり重要視していない細いスマートなテール形状が多く、デッキの大きさはまちまち。ウィールはソフトを取り付けることが多いです。
それに対し、ここで言うディレクショナルシェイプとは、ノーズ形状は様々で、いろいろなトリックが出来るようにテールがしっかりとあり、ウエストが太く、クルージングでも、ハードウィールを取り付けてストリートやパークでもしっかりと使えるものです。
↑こちらはディレクショナルシェイプの定番的形状、KROOKED GONZ DOS LUNAS 8.7。8.7インチと太いウエストなのですが、テールが細くなっていることでオーリー時の蹴り心地は太さを全く感じず、着地の安定感は安心の乗り心地。
ランプやパーク、プール、ステアはもちろんストリートにも最適な代表的なディレクショナル形状のデッキです。
とは言っても複雑な回し技やスイッチ系トリックにはもちろんツイン形状に近いこちら↓のような従来のノーズテールが丸いものがオススメです。
こちら↓ はテールがスクエア(四角い)形状のKROOKED LETS SKATE DUDE MULTITONE8.35。スクエア形状になるとオーリー時のブレ(横揺れ)が少なくなり安定感が増します。悪条件な場所でのオーリーや楽にオーリーしたい人にはオススメですが、横回し系トリックにはテールが丸い形状のほうが良いでしょう。
最近気に入って使っているPOLARのP3ディレクショナルデッキ↓ 太さ8.375のスクエアテール。ディレクショナルデッキに変えて特にやりにくくなったことはなく、逆に着地の安定感と乗り心地ハンパないです。
若い発展途上なテクニカルスケーターにはツイン形状のデッキがオススメですが、スタイルを出したいスケーターや、コアなオッサンスケーター、人と違った物を持ちたいスケーターにはディレクショナルシェイプ、オススメです。
安定感と、理にかなった形状からの操作性、そしてなんせ形がかっこいいです。
まだまだこれからディレクショナルシェイプのデッキがどのブランドからも増えてくると思います。
JAUでもこれからディレクショナルシェイプの新しいブランドの取扱いも只今企画中。お楽しみに。