K2 TAROTAMAI SNOWSURFER BOOTS発表&試着

K2から来期発売となるTAROTAMAI SNOWSURFER BOOTSが先日発表になりました。
K2 TAROTAMAI SNOWSURFER BOOTS
2016/1/14(木)、北海道ニセコ某所にてK2スタッフ開発関係者、雑誌各社プレス報道陣、K2 & GENTEMSTICKライダー、GENTEMSTICK関係の方々、ショップオーナーたちが集まり、別場所にいた玉井太朗氏との中継による発表会。

今回私もたまたまそこに同行させていただくことができ、K2スタッフの方々にも大変お世話になり、このブーツの良さを実際に目の当たりにすることができました。

K2 TAROTAMAI SNOWSURFER BOOTS
開発に3年もの歳月をじっくりとかけて出来上がったというこのブーツ、玉井氏のこだわりをとことん詰め込んだ仕上がりとなっていて、K2開発担当者の頭を相当悩ましたとのこと。

SNOWSURFERと名付けられたこのブーツは正に足首や膝を自由に使うスノーサーフスタイルライダーの為に、今までとは違う全く新しいコンセプトの元に作られたそうです。

今までのブーツといえば、柔らかいブーツ=初心者向けの安物で壊れやすいブーツ、上級者向けのブーツ=素材は良いが硬く重厚なブーツといったものがほとんど。そのセオリーを打ち破り、上級者の使用にも耐えられ尚かつ快適で、軽く、足のフィット感はソックスを履いているかのような、360°柔らかいブーツ、それがこのSNOWSURFER。
K2 TAROTAMAI SNOWSURFER BOOTS
実はこの発表会に合わせて特別にほぼ丸1日、試乗させていただくことができました。
丸一日滑っても痛くなることはなく、履き心地とフィット感が相当快適、ブーツのフレックスは柔らかくても不安定さはなく、パウダーでも地形でも自由に遊べて、滑る度になるほどなるほどと納得するほどの仕上がりでした。
K2 TAROTAMAI SNOWSURFER BOOTS

このブーツの内容を文面で伝えきれるか心配なほど、各所へのこだわりは半端なく、あのGENTEMSTICKの板を作る玉井太朗氏だからこそ出来上がったブーツだと思います。

まず大きく目を惹くのは正面とサイドに付いたボアコイル。ボアを使ったことのある方はご存知だと思いますが、ボアはコイルでワイヤーを巻き上げるので少しの力でも強烈に締め上げることができるもの。その特性を活かし、あえてインナーには紐やストラップを一切なくし、インナーのタンに付いたマジックテープで足の形状に合わせて足を包み込むように留めるだけ。そしてサイドのコイルでくるぶしより下の部分だけをしっかりと締めて、正面に付いたコイルでくるぶしより上の部分を好みに合わせて少し緩めに締めるだけ。

足が包まれるように全体に圧力がかかるように、痛くならないように、ボアのワイヤーの位置や角度を幾度となく考え、前にも横にも同じように曲がるように、また曲がった時にしわにならないように、パーツが組み合わされています。
K2 TAROTAMAI SNOWSURFER BOOTS

足裏感覚が分かるようにソールは薄く、滑りにくいビブラムソールが使われてはいますが、特に登山向けには考えられてはなく、あくまでライディングに特化したランディングをいかに快適にするかということをコンセプトにしたブーツに仕上がっています。

K2 TAROTAMAI SNOWSURFER BOOTS
また、寒い日に足冷えしないようにインナーの内側とアウターの内側にはアルミのシートが入り、アウターの足の甲部分には紐に詰まった雪溶け水が入ってこないようにカバーを付けて、常に快適にライディングに集中できるようにと考えられています。
K2 TAROTAMAI SNOWSURFER BOOTS

側を小さく余分なものは取り除き、全体的にもすっきりとしたしたデザインで、軽く、寒くならない、痛くならない、本当に履き心地の良いブーツでした。

落ち着いた特徴あるカラーリングでGENTEMSTICKなどのSNOWSURFな板やウエアとの相性もとても良さそうです。すぐにでもほしいくらいなのですが、一応発売は来期予定。

店頭では既に予約したいとご希望もいただいていますが、それはまた詳細が分かり次第追ってご連絡させていただきます。

お楽しみに!!